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49hack

見習いエンジニアが魔法使いになるまで

「小さなチーム、大きな仕事」を読みました

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読書再開しました。気になった点をメモがてらまとめます。

失敗から学ぶことは過大評価されている

失敗から学ぶ必要はない。してはいけないことについては学べるが、次になにをすべきかがわからない。一方で、成功から学ぶことは、次の手段を与えてくれる。事実、一度成功しか起業家は次も成功しやすい。一度失敗している人は、何もしなかった人と同じくらいにしか成功を収めていない。

たしかに、してはいけないことを知ったところで、次のアクションが見えないと結局なにもできない。知識としては「あってもいいな」レベルなのかな。

会社の規模なんて気にしない

小さいことは通過点ではなく、目的地でもある。社員数だけでなく、経費、家賃、ITインフラ、備品についても同じ。小さなビジネスを目指すことに不安を抱かず、持続的で利益の出るビジネスを行っていればいい。

どんどん会社を大きくすることが良いことだとは限らない。そのビジネスの身の丈にあった規模をしっかり考えないといけない。不必要な拡張はコストを上げ、リスクを高める。

仕事依存症(ワーカホリック)はバカげている

ワーカホリックは、時間を投入することで問題を解決しようとする。よく考えることをせず、力技で埋め合わせようとする。さらに、好きで働き過ぎているので、効率的な方法を探さない。定時に帰る人たちを能力に欠けているとみなし、罪悪感と士気の低下をはびこらせる。ワーカホリックはヒーローではなく、時間を消費するだけだ。

まさに自分は社会人1、2年目の自分は時間を費やす「力技」でなにもかも解決しようとしていた(そして一応解決できていた)。ワークライフバランス考えて、仕事以外の趣味にちゃんと時間を投資すること。

まずは作り始めよう

なにをしたのかが重要であって、考えたり、言ったりすることが重要なのではない。アイデアに価値はない。核心は、いったいどうやって成し遂げるのかである。

これはよく出てくる内容だけど。口を動かす前にまず行動しよう。

「時間がない」は言い訳にはならない

「時間がない」わけがない。正しく使えば時間はあるものだ。テレビの時間やゲームの時間をアイデアをまとめる時間に使おう。徹夜したりする必要はない。毎週数時間を絞りだすということだ。いざ始めてみれば、興奮と興味が本物なのか、それとも一時的な趣味だったのかがわかる。なにか本当にしたいことがあれば、他にやることがあろうとも時間を作る。多くの人はそれほどではないのだ。そのうえ、完璧なタイミングは決して到来しない。いつも若すぎたり、年寄りすぎたり、忙しかったり、金がなかったりする。タイミングのことばかり考えていてもそれは絶対にやってこない。

時間がない=優先度が低くて時間を作ってないだけ。仕事をしているとなかなかまとまった時間を作るのが難しいけど、1日ごとに少しずつ時間を作っていけばいいのだ。でもだらだらと開発しているとやっぱりモチベーションも続かないので、継続と計画が大事かな。

制約を受け入れる

「私には十分な時間も、お金も、人脈も、経験もない」と嘆くのはもうやめよう。少なければ少ないほどよい。資源が制限されると、それでなんとかしなければならなくなる。そこには無駄がなく、創造性が求められる。あれがない、これがないと嘆く前に、今自分ができることは何なのかを考えてみよう。

「なんとかしなければならない」という状況こそが成長につながる(と信じている人です)。

決断することで前に進む

できるだけ「これについて考えよう」ではなく「これについて決断を下そう」と思うことだ。決断する姿勢を持つことだ。完璧な解決を待たず、決断して前進するのだ。後に完璧な答えが得られるだろうと期待して決断を先延ばしにすると問題が起きる。一度決めたことは永遠ではない。間違えたのなら後でやり直せる。モチベーションが高く、勢いがある間に、決断し、前進しよう。

「これについて決断を下そう」という姿勢はものすごく大事だと思う。「決断することで前進している」という感覚が身につくし、自分に自信が持てるようになる。続けていこう。

会議は有害

  1. 会議は実際のものではなく、言葉や抽象的な概念に関するものである
  2. 一分あたりごく少量の情報しか伝達しない
  3. 会議の主題は容易にそれる
  4. 会議には緻密な準備が必要だが、いつも不十分だ
  5. 誰も目的をはっきりと知らないくらいあいまいな議題が用意されることが多い
  6. 会議にはしばしば自分の話をしたがるバカが最低一人はいる
  7. 会議は会議を生み出す

会議のコストはバカにならない上、なかなかそれに気づかないことが多いので気をつける。会議は、できるだけ少人数で行い、具体的な問題を取り上げ、解決策を出して終了し、誰かにそれを実行する責任を負わせる。次回持越しだけはしないようにする。

ヒーローにはなるな

たとえば、あるタスクが2時間でできると考えていたとしよう。しかしそれに4時間費やしても、まだ1/4しか終わっていない。「それでもこれをあきらめることはできない。もうこれに4時間費やしたのだから」と考えるのが自然だが、これは働き過ぎにつながるし、それだけの価値が果たしてあるのだろうか。やめることが最善の方法となりうることを覚えておこう。人はやめることを失敗と関連付けがちだが、時にはそれがまさに今すべきことである場合もある。すでにひとつのことにそれだけの価値がないほど多すぎる時間を費やしたのであれば、そこから手を引くこと。その時間を取り返すことはできないが、そんな状況ではさらに多くの時間を無駄にすることになる。

これもあるあるな話。すでに費やした時間を天秤にかけるのではなく、「これからの時間を何に費やすか」を考える。

競合相手が何をしているかなんて気にしない

競合他社にたいしてあまり注意を向ける価値はない。なぜなら他社について心配することはすぐに強迫観念に変わってしまうからだ。どのような小さな動きも分析しなければいけなくなる。かわりに自分自身に焦点を当てよう。他人を心配するのに費やしている時間を、あなた自身の向上に使うことができる。たとえ敗北に終わったとしても、単に他を真似るのではなく、あなたが信じていることで戦うほうがいいのだ。

相手に左右されることなく、自分の信念でやりきることが重要。そのほうが後悔しない。

熱意を優先順位と混同するな

すばらしいアイデアを思いつくと高揚がもたらされる。可能性と利益を思い描き始め、他に行っているすべてのことをやめ、最後に思いついた「一番素晴らしい」アイデアを追い求め始める。「素晴らしいアイデア」はしばらく棚に上げておこう。アイデアを思いつくことはいいことだ。落ち着いてから、そのアイデアの優先順位を評価しよう。

「まずは作り始めよう」とちょっと絡んでくる内容だけど、よっぽどの熱量がない限りはいったんアイデアリストにでも保存して寝かせてみるのがいいのかな。

無名であることを受け入れる

無名のときこそ、世間にあれこれ言われずミスすることに使おう。新しいことに挑戦してみるのだ。誰もあなたを知らないのだから、失敗しても大きな問題ではない。恥をかくことを心配せずにリスクをとれるときなのだ。

まさにいまはリスクが取れるすばらしい時期!なのでなにも恐れずこうしてブログを書いている!(迫真) どんどんチャレンジしよう。

文化はつくるものではない

文化はつくるものではなく、自然に発達するものである。だからこそ新しい会社には独自の文化がないのである。文化とはふだんの振る舞いの副産物だ。文化とは方針ではない。無理に文化をつくろうと考えないこと。熟成には時間がかかるのだ。

そこにいる人の思い、考え、風土がそのまま会社の文化になっていくのかなぁ。「不格好経営」でもそんなことを書いていた気がする。無理に作っても浸透せずに形式だけのものになっていく。

ひとこと

自分にとって思い当たる点も多く読みやすかったです。優先順位のつけかたや時間の使い方はものすごく参考になったので続けていきます。あと、ヒーローにならないよう注意しなくちゃ。

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

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